【記 録】
（４月３日）
前日の交流会が盛り上がり寝坊、登山口には９時半ごろ着。
田んぼのわきから遊歩道を登る。東屋を過ぎると雪がでてくる。両側にはマンサクの花が咲き乱れ、春を主張している。残雪の稜は気持ちがいい。雪もしまっていてグングン高度が上がる。
８２０ｍのピークをめざすが顕著なピークもなくよくわからない。午前中晴天だった天気も崩れてきて、チラホラ雪が舞う。最適な天場を見つけ、すこし(うんと)早いがテントを張ることにする。雪が横殴りになってきた。素早くテントを張り、長い長い交流会が始まる。
夜、外に出てみると快晴。街の明かりが眼下に広がり半月が美しい。
（４月４日）
熟睡し今日も寝坊。
雪がクラスとしているのでアイゼンを履いて出発。ブナ林の中をひたすら登る。やがて岩峰となり慎重に高度を上げ一休み。雪庇が張り出した雪稜を行く。最後の急とを登ると頂稜に出る。
ここからしばらくは岩稜となっている。崩れそうな稜にのったブロックもあり慎重に行く。小屋の屋根が見えてきて、もうすぐ頂上だ。
山頂からは越後の山々が一望でき、しばらく佇む。稜線は寒いのでブナ林に降りて昼食にしよう。下山は岩稜を回避し、ブナ林の中を大きくトラバース。登路の尾根に上がり、テントまで快適な下りが続く。
テントを撤収し、春霞の平野をめざして下る。陽春の山、素敵でした。
長谷川 記
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